
こんにちは!株式会社テラ テクニカルチームです!
Webサイトの脆弱性診断を定期的に行っていると、
「Swiperに脆弱性があります」
と指摘を受けることがあります。
その際、Web担当者の方としては、
「Swiperって何?」
「うちのサイトのどこで使っているの?」
「最新版にアップデートすればいいのでは?」
「でも、スライダーが動かなくなったりしない?」
といった疑問や不安を持たれるかもしれません。
今回は、Swiperの脆弱性を指摘された際に、何を確認し、どのように対応を進めればよいのかを分かりやすくご紹介します。
そもそも「Swiper」とは?
Swiperは、Webサイト上でスライダーやカルーセルを実装するためのJavaScriptライブラリです。
たとえば、
・トップページのメインビジュアル
・「重要なお知らせ」などの横スライド
・「おすすめ情報」「お役立ち情報」などのカードスライダー
・スマートフォン向けの横スクロールUI
など、Webサイトのさまざまな場面で利用されています。
特に近年のWebサイトでは、動きのあるパーツを実装するためにSwiperが使われているケースも多く、脆弱性診断で指摘されると「自社サイトのどこに影響するのか」が分かりにくいことがあります。
「このスライダーはSwiperで作られているの?」は確認できる?
ある程度は確認できます。
制作時の実装内容やソースコードを確認することで、
・Swiperのファイルを読み込んでいるか
・どのページで使用しているか
・どのスライダーがSwiperで動いているか
・他のJavaScriptやCSSとどう連携しているか
といった点を整理することが可能です。
たとえば、トップページの「重要なお知らせ」や「お役立ち情報」など、動きのあるスライダーが複数ある場合でも、それぞれがSwiperによって実装されているのか、あるいは別の仕組みで動いているのかを確認できます。
そのため、脆弱性診断でSwiperが指摘された場合は、まず 「自社サイトのどのパーツがSwiperを使っているのか」 を把握することが大切です。
Swiperに脆弱性があると言われたら、すぐ最新版にすればいい?
基本的には、脆弱性のある古いバージョンを使い続けるのは望ましくありません。
ただし、「最新版に差し替えればそれで完了」というわけではない点に注意が必要です。
Swiperは継続的にアップデートされており、2026年10月時点では公式の最新リリースは14.3.0です。一方で、GitHub Advisory DatabaseおよびNVDでは、npm版Swiperの 6.5.1以上12.1.2未満 に prototype pollution の脆弱性(CVE-2026-27212)があり、12.1.2 で修正されたと案内されています。(swiperjs.com, nvd.nist.gov)
ただし、最新版へアップデートする際には互換性の確認が必要です。GitHubのリリース情報では、Swiper 14系で古いブラウザ向けコードの削除や、ビルド・開発環境まわりの変更などが案内されています。つまり、現在のWebサイトの実装によっては、単純な差し替えで影響が出る可能性があります。(github.com)
アップデートでどんな影響が出る可能性がある?
Swiperを更新した場合、たとえば次のような影響が出る可能性があります。
・スライダーが動かなくなる
・矢印ボタンやページネーションが表示されなくなる
・自動再生が動作しなくなる
・スマートフォンでのスワイプ操作がうまく効かなくなる
・複数のスライダーが干渉する
・表示レイアウトや余白が崩れる
・Swiperに合わせて記述していたJavaScriptやCSSの調整が必要になる
特に、制作から年数が経っているサイトや、独自カスタマイズが多いサイトでは注意が必要です。
そのため、脆弱性対応では、単にライブラリのファイルを置き換えるのではなく、アップデート後も現在のWebサイトの表示・操作性を維持できるか まで確認する必要があります。
安全にSwiperをアップデートするには?
企業サイトでSwiperの更新を行う場合は、次のような流れで進めるのが安全です。
1.現在のバージョンを確認する
まずは、現在使用しているSwiperのバージョンや読み込み方法を確認します。
↓
2.脆弱性診断の結果を確認する
どのバージョンが問題とされているのか、診断内容を整理します。
↓
3.Swiperを使用している箇所を調査する
サイト内のどのパーツがSwiperで実装されているかを確認します。
↓
4.関連するJavaScript・CSSの影響範囲を調査する
Swiper本体だけでなく、連動するJavaScriptやCSSの実装も確認します。
↓
5.バックアップを取得する
万が一のトラブルに備え、元に戻せる状態を用意します。
↓
6.検証環境でアップデートする
本番環境ではなく、まずは検証環境で新しいバージョンへ更新します。
↓
7.表示・動作確認を行う
PC・スマートフォンなどで、スライダーの見た目や挙動を確認します。
↓
8.必要に応じて修正する
表示崩れや動作不良があれば、JavaScriptやCSSを修正します。
↓
9.本番反映する
問題がないことを確認したうえで、本番サイトに反映します。
このように、「アップデートすること」ではなく、「安全にアップデートして、既存サイトを正常に保つこと」 が大切です。
費用や期間はどれくらい?
Swiperのアップデートに必要な費用や期間は、Webサイトの状況によって変わります。
たとえば、
・対象ページ数
・Swiperを使っているパーツの数
・独自カスタマイズの有無
・関連するJavaScriptやCSSの複雑さ
・検証が必要なデバイスやブラウザの範囲
などによって、作業量は変わります。
比較的シンプルなスライダーであれば、影響範囲の確認とアップデートのみで対応できる場合もあります。一方で、複数のスライダーがあり、独自カスタマイズも多い場合には、調査・修正・検証に一定の工数が必要になることもあります。
そのため、まずは現在の実装状況を確認し、どこにどの程度影響がありそうかを把握したうえで、費用や期間を見積もる のが現実的です。
Swiperの脆弱性対応・アップデートも、まずはプロにご相談ください
「脆弱性診断でSwiperを指摘されたけれど、どのパーツが対象なのか分からない」
「スライダーが現在どういう仕組みで動いているのか分からない」
「最新版にしたいが、サイトの表示や操作に影響が出ないか不安」
こうした段階でも問題ありません。
株式会社テラでは、現在運用されているWebサイトについて、
・Swiperの使用有無や対象箇所の確認
・現在のバージョンの確認
・脆弱性診断結果の確認
・アップデートによる影響範囲の調査
・検証環境でのアップデート
・必要なJavaScript / CSSの修正
・表示・動作確認
など、サイトの状態に応じた対応をご相談いただけます。
脆弱性対応では、単に「最新にする」だけでなく、現在のWebサイトを安全かつ安定的に運用し続けられる状態にすること が重要です。
Swiperの脆弱性やアップデート対応でお困りの場合は、まずはお気軽に株式会社テラまでご相談ください!
※本記事は2026年10月時点の情報をもとに作成しています。
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名古屋を拠点としたWeb制作会社、株式会社テラ
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