2026年7月10日

2026年7月3日

    WordPressとMovable Typeどっちがいいの?どちらも大量に作ってきた私たちが、正直にお答えします

    エンジニア AN'z

    WordPressとMovable Typeどっちがいいの?どちらも大量に作ってきた私たちが、正直にお答えします

    こんにちは!株式会社テラ テクニカルチームです!

    CMSの選定でお客様からよくいただくご質問があります。

    「WordPressとMovable Type、結局どっちがいいんですか?」

    世の中には両者の比較記事がたくさんありますが、実は少し注意が必要です。

    というのも、WordPressを専門にする会社が書けばWordPressが良く見え、Movable Typeに強い会社が書けばMovable Typeが良く見える。書き手の立ち位置が、結論に影響しやすいテーマだからです。

    その点、私たちTERAは、WordPressもMovable Typeも、どちらも数多く構築してきました。どちらを選んでいただいても何の問題も無く対応できるフラットな立場だからこそ、今回は忖度抜きで、この問いに正直に私たちの考えをお伝えしていきたいと思います。

    結論から:どちらが「優れているか」ではなく、どちらが「合っているか」

    先に結論をお伝えすると、この問いに「絶対の正解」はありません

    両者は思想の異なるCMSで、それぞれに得意な場面がはっきり分かれています。

    大切なのは、スペックの優劣比較ではなく、「自社のサイトの目的と運用に、どちらが合っているか」です。

    ここからは、その判断材料になる違いを、順番に見ていきます。

    違い①:ページの作られ方——「動的」と「静的」

    いちばん本質的な違いは、ページの生成方式です。

    WordPressは「動的生成」が基本。ページが見られるたびに、その場でプログラムがサーバーと連携し、データベースから情報を引っ張ってきてページを組み立てて表示します。更新が即座に反映され、会員機能や検索など動きのある仕組みとも相性が良い方式です。

    一方、Movable Typeは「静的生成」が基本。記事を更新したタイミングで、完成したHTMLファイルをあらかじめ書き出しておき、閲覧者にはそれを見せます。表示のたびにプログラムが動かないため、表示が速く、サーバーへの負荷も小さく、そして攻撃を受ける入口が構造的に少なくなります。

    この生成方式の違いが、次に挙げるセキュリティや運用の差の基になっています。

    違い②:セキュリティの考え方

    WordPressは、世界で最も使われているオープンソースのCMSです。

    情報も豊富で心強い反面、利用者が多いということは、攻撃者にとっても「狙う価値のある的」になりやすいという側面があります。だからこそWordPressでは、管理画面へのIP制限や二要素認証といった、守りの設計をセットで考えることが大切になります(この点は、以前の記事で詳しくご紹介しています)。

    Movable Typeは、シックス・アパート株式会社が開発・提供する国内シェアトップクラスの国産CMSです。

    静的生成という仕組み上、公開されているページ側にプログラムの入口が少なく、構造的に攻撃面が小さいのが特長です。堅牢性を重視する企業サイトや、官公庁・教育機関などで長く選ばれてきた背景には、この安心感があります。

    違い③:ライセンスと費用の考え方

    WordPressはオープンソースで、ソフトウェア自体は無料で使えます。Movable Typeは商用のライセンス製品で、開発元による公式サポートを受けられます。

    ここで少しだけ注意したいのは、「無料=安い」とは限らない、ということです。

    WordPressは無料で始められる分、セキュリティ対策やプラグインの管理、バージョンアップへの追従といった「守りの運用」を自分たちで(あるいは制作会社と)担っていく必要があります。

    一方のMovable Typeは、ライセンス費用がかかる分、公式のサポートという安心を買っている、という見方もできます。初期費用だけでなく、運用まで含めたトータルで考えることが大切です。

    違い④:拡張性と情報量

    WordPressの強みは、なんといっても圧倒的なエコシステムです。プラグインやテーマ、ノウハウ記事が世界中に蓄積されていて、「やりたいこと」の多くに既存の解決策が見つかります。更新頻度の高いオウンドメディアや、機能を足しながら育てていくサイトには、この豊かさが効いてきます。

    Movable Typeは、拡張の自由さではWordPressに一歩譲るものの、企業利用を想定した手堅い作りと、国産CMSならではの日本語での公式サポートが安心材料です。「多機能さより、確実に安定して動き続けること」を求めるサイトに向いています。

    では、どう選べばいいのか

    ここまでの違いを踏まえると、選び方の目安はこんなイメージになります。

    • 更新頻度が高く、ブログやお知らせを中心にサイトを育てていきたい。機能も柔軟に足していきたい——そんなサイトには、WordPressが合いやすい。
    • 更新はある程度落ち着いていて、それよりも堅牢性・安定性を重視したい。セキュリティ要件が厳しい——そんなサイトには、Movable Typeが合いやすい。

    ただし、これはあくまで入口の目安です。実際の選定では、「誰が、どれくらいの頻度で、何を更新するのか」「セキュリティやサーバーの要件はどうか」「今後サイトをどう育てたいか」

    つまり、サイトの目的と運用体制という“上流”を整理することで、初めて答えが定まります。

    CMS選びもまた、ツールの比較ではなく、ビジネスから考えるものなのです。

    おわりに

    WordPressとMovable Type。どちらも素晴らしいCMSであり、そして、どちらが合うかはお客様のサイト次第です。

    TERAは、その両方に豊富な構築実績があります。どちらか一方を売りたいわけではないからこそ、お客様の目的と運用に照らして、本当に合うほうを中立にご提案をさせていただいております。

    「うちのサイトの場合は、どっちなんだろう?」

    そんな素朴な疑問の段階から、どうぞお気軽にご相談ください。

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    名古屋を拠点としたWeb制作会社、株式会社テラ
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