2026年10月9日

2026年10月7日

    「Swiperに脆弱性があります」と診断されたら?アップデート前に確認したいポイントを解説

    エンジニア ヒロタカ

    「Swiperに脆弱性があります」と診断されたら?アップデート前に確認したいポイントを解説

    こんにちは!株式会社テラ テクニカルチームです!

    Webサイトの脆弱性診断を定期的に行っていると、

    「Swiperに脆弱性があります」

    と指摘を受けることがあります。

    その際、Web担当者の方としては、

    「Swiperって何?」
    「うちのサイトのどこで使っているの?」
    「最新版にアップデートすればいいのでは?」
    「でも、スライダーが動かなくなったりしない?」

    といった疑問や不安を持たれるかもしれません。

    今回は、Swiperの脆弱性を指摘された際に、何を確認し、どのように対応を進めればよいのかを分かりやすくご紹介します。

    そもそも「Swiper」とは?

    Swiperは、Webサイト上でスライダーやカルーセルを実装するためのJavaScriptライブラリです。

    たとえば、

    ・トップページのメインビジュアル
    ・「重要なお知らせ」などの横スライド
    ・「おすすめ情報」「お役立ち情報」などのカードスライダー
    ・スマートフォン向けの横スクロールUI

    など、Webサイトのさまざまな場面で利用されています。

    特に近年のWebサイトでは、動きのあるパーツを実装するためにSwiperが使われているケースも多く、脆弱性診断で指摘されると「自社サイトのどこに影響するのか」が分かりにくいことがあります。

    「このスライダーはSwiperで作られているの?」は確認できる?

    ある程度は確認できます。

    制作時の実装内容やソースコードを確認することで、

    ・Swiperのファイルを読み込んでいるか
    ・どのページで使用しているか
    ・どのスライダーがSwiperで動いているか
    ・他のJavaScriptやCSSとどう連携しているか

    といった点を整理することが可能です。

    たとえば、トップページの「重要なお知らせ」や「お役立ち情報」など、動きのあるスライダーが複数ある場合でも、それぞれがSwiperによって実装されているのか、あるいは別の仕組みで動いているのかを確認できます。

    そのため、脆弱性診断でSwiperが指摘された場合は、まず 「自社サイトのどのパーツがSwiperを使っているのか」 を把握することが大切です。

    Swiperに脆弱性があると言われたら、すぐ最新版にすればいい?

    基本的には、脆弱性のある古いバージョンを使い続けるのは望ましくありません。

    ただし、「最新版に差し替えればそれで完了」というわけではない点に注意が必要です。

    Swiperは継続的にアップデートされており、2026年10月時点では公式の最新リリースは14.3.0です。一方で、GitHub Advisory DatabaseおよびNVDでは、npm版Swiperの 6.5.1以上12.1.2未満 に prototype pollution の脆弱性(CVE-2026-27212)があり、12.1.2 で修正されたと案内されています。(swiperjs.com, nvd.nist.gov)

    ただし、最新版へアップデートする際には互換性の確認が必要です。GitHubのリリース情報では、Swiper 14系で古いブラウザ向けコードの削除や、ビルド・開発環境まわりの変更などが案内されています。つまり、現在のWebサイトの実装によっては、単純な差し替えで影響が出る可能性があります。(github.com)

    アップデートでどんな影響が出る可能性がある?

    Swiperを更新した場合、たとえば次のような影響が出る可能性があります。

    ・スライダーが動かなくなる
    ・矢印ボタンやページネーションが表示されなくなる
    ・自動再生が動作しなくなる
    ・スマートフォンでのスワイプ操作がうまく効かなくなる
    ・複数のスライダーが干渉する
    ・表示レイアウトや余白が崩れる
    ・Swiperに合わせて記述していたJavaScriptやCSSの調整が必要になる

    特に、制作から年数が経っているサイトや、独自カスタマイズが多いサイトでは注意が必要です。

    そのため、脆弱性対応では、単にライブラリのファイルを置き換えるのではなく、アップデート後も現在のWebサイトの表示・操作性を維持できるか まで確認する必要があります。

    安全にSwiperをアップデートするには?

    企業サイトでSwiperの更新を行う場合は、次のような流れで進めるのが安全です。

    1.現在のバージョンを確認する

    まずは、現在使用しているSwiperのバージョンや読み込み方法を確認します。

    ↓

    2.脆弱性診断の結果を確認する

    どのバージョンが問題とされているのか、診断内容を整理します。

    ↓

    3.Swiperを使用している箇所を調査する

    サイト内のどのパーツがSwiperで実装されているかを確認します。

    ↓

    4.関連するJavaScript・CSSの影響範囲を調査する

    Swiper本体だけでなく、連動するJavaScriptやCSSの実装も確認します。

    ↓

    5.バックアップを取得する

    万が一のトラブルに備え、元に戻せる状態を用意します。

    ↓

    6.検証環境でアップデートする

    本番環境ではなく、まずは検証環境で新しいバージョンへ更新します。

    ↓

    7.表示・動作確認を行う

    PC・スマートフォンなどで、スライダーの見た目や挙動を確認します。

    ↓

    8.必要に応じて修正する

    表示崩れや動作不良があれば、JavaScriptやCSSを修正します。

    ↓

    9.本番反映する

    問題がないことを確認したうえで、本番サイトに反映します。

    このように、「アップデートすること」ではなく、「安全にアップデートして、既存サイトを正常に保つこと」 が大切です。

    費用や期間はどれくらい?

    Swiperのアップデートに必要な費用や期間は、Webサイトの状況によって変わります。

    たとえば、

    ・対象ページ数
    ・Swiperを使っているパーツの数
    ・独自カスタマイズの有無
    ・関連するJavaScriptやCSSの複雑さ
    ・検証が必要なデバイスやブラウザの範囲

    などによって、作業量は変わります。

    比較的シンプルなスライダーであれば、影響範囲の確認とアップデートのみで対応できる場合もあります。一方で、複数のスライダーがあり、独自カスタマイズも多い場合には、調査・修正・検証に一定の工数が必要になることもあります。

    そのため、まずは現在の実装状況を確認し、どこにどの程度影響がありそうかを把握したうえで、費用や期間を見積もる のが現実的です。

    Swiperの脆弱性対応・アップデートも、まずはプロにご相談ください

    「脆弱性診断でSwiperを指摘されたけれど、どのパーツが対象なのか分からない」

    「スライダーが現在どういう仕組みで動いているのか分からない」

    「最新版にしたいが、サイトの表示や操作に影響が出ないか不安」

    こうした段階でも問題ありません。

    株式会社テラでは、現在運用されているWebサイトについて、

    ・Swiperの使用有無や対象箇所の確認
    ・現在のバージョンの確認
    ・脆弱性診断結果の確認
    ・アップデートによる影響範囲の調査
    ・検証環境でのアップデート
    ・必要なJavaScript / CSSの修正
    ・表示・動作確認

    など、サイトの状態に応じた対応をご相談いただけます。

    脆弱性対応では、単に「最新にする」だけでなく、現在のWebサイトを安全かつ安定的に運用し続けられる状態にすること が重要です。

    Swiperの脆弱性やアップデート対応でお困りの場合は、まずはお気軽に株式会社テラまでご相談ください!

    ※本記事は2026年10月時点の情報をもとに作成しています。

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    名古屋を拠点としたWeb制作会社、株式会社テラ
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